群生するカタクリを見て春の訪れを感じよう!
「保木山カタクリの里」は、武芸川の一色という地域にある観光地です。紫色のカタクリの群生が保木山の北側斜面に広がっています。このカタクリはユリ科カタクリ属に属しており、表面に紫斑があるのが特徴です。その美しさから山野草のなかでも人気が高い植物です。群生している広さはおよそ1haで、これはサッカー場の約1.5倍の広さと同じになります。見どころは、あたり一面に広がるカタクリが作り出す紫のカーペットです。周りの新緑に染まった木々とのコントラストがとても幻想的です。周辺には一色三十三観音があり、散策にも最適なスポットとなっております。
カタクリだけじゃない!?魅力的な動植物たち
「保木山カタクリのさと」にはその名前の由来となっている、カタクリのほかにも魅力的な植物が生息しております。カタクリの見ごろは、例年3月下旬から4月中旬までですが、この時期には、「ショウジョウバカマ」という花も一緒に咲きます。ショウジョウバカマは、メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草で、こちらもカタクリと同じくきれいな紫色です。
珍しい昆虫を見つけてみよう!
カタクリの里には、美しい草花だけではなく、珍しい昆虫も見ることができます。4月上旬には「ぎふ蝶」がこの辺りに現れます。ぎふ蝶が紫色のカタクリの周りを悠々と舞う姿は神秘的です。また、6月上旬以降になると源氏ボタルが現れます。関市にはホタルがみられる場所がいくつか存在しますが、こちらもそのうちの一つとなっております。異なる月ごとに味わえる自然をぜひ体験してください。