紅葉の赤と透き通った水面の青のコントラストが最高
清兵衛渕は、武儀地域の津保川にある淵で、フォトジェニックな絶景スポットです。目を見張るほどの青い川が広がっています。言葉では伝わりにくいですが、青すぎるぐらいの青色をしています。木の緑を映す渕は、青く透き通っているため浅そうに見えますが、水深10mほどあります。どの時期も素晴らしい青い渕を見ることができますが、その中でも秋は格別です。赤色の紅葉と青く透きとおった水面の織りなすコントラストが最高に素晴らしく、秋は夜のライトアップもあり、昼間とは違った風景を見ることができます。
名前の由来は川の管理を清兵衛さんがしていたからとか
武儀地域のこの辺りは、持ち川制度があったと伝わっており、清兵衛渕一帯の川は清兵衛さんが管理していたことから「清兵衛渕」と名付けられたと言われています。清兵衛渕に行く際には、道の駅平成から北へ約1km(清兵衛渕を少し通り過ぎます)行った見学者専用駐車場に車を止めていただき(若干わかりにくいため注意が必要です。目印は造園中島の看板)駐車場から約100mほど戻り県道を渡ると、清兵衛渕へ向かう階段があります。少し急な階段を下りたその先に清兵衛渕があります。
清兵衛渕にはドチロンベが住んでいる!?
武儀地域には「清兵衛渕とドチロンベ」という伝説が残っており、清兵衛渕には看板が立っています。看板には、「春の桜、秋の紅葉は・・・水流が渦を巻く。水底の大岩は岩窟となっており川好きの清兵衛どんがドチロンベに引き込まれた話は有名である。」ここが水泳に危険な場所との戒めにもなっている」と書かれています。清兵衛渕は、武儀市域のむかし話に出てくる伝説の地なのです。詳細が気になった方は、関市内の図書館にある「武儀のむかし話(NPO法人日本平成村発行)」を読んでみてください。