全長2キロの桜並木 山の中の幻想風景
寺尾ヶ原千本桜公園は、関市武芸川町の北部、標高220mの寺尾峠と寺尾地域を結ぶ、県道沿いにある桜の名所です。道路を挟んで植えられている桜が見事な「桜のトンネル」を作り出します。開花シーズンにはライトアップを実施しており、ライトに浮かび上がる桜は、昼間とはひと味違う様子を見せてくれます。岐阜県が2003年3月に岐阜県の桜として観光客及び県民に対して公募し、選定された「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれております。
寺尾ヶ原千本桜公園誕生物語
寺尾ヶ原千本桜公園の誕生の歴史は、昭和初期までさかのぼります。終戦後の昭和26年に、この寺尾ヶ原に待望のバス路線が開通しました。この明るい話題に沸く地元民の間に桜を植えようという機運が一気に高まっていき、昭和27年に寺尾区民総出で300本もの桜の苗木植えられました。これが寺尾ヶ原千本桜の始まりです。今では桜の名所として知られており、県立奥長良自然公園にも指定されています。
見るだけじゃない!?五感で感じる観光スポット
寺尾ヶ原千本桜公園は、美しい桜を見て楽しむだけの観光スポットではありません。春には多くの茶店が軒を連ねるため、飲食を共にしながら桜を鑑賞することができます。寺尾ヶ原千本桜公園は標高220mの山の中にあるため、とても静かで、耳をすませば、木々が風に揺れる音や鳥のさえずりを聴くことができます。また、開花シーズンには、山の中を通り抜ける心地良い風がからだを包み込み、風にのって生い茂る桜の香りを感じることもできます。五感(視覚、味覚、聴覚、触覚、嗅覚)をフル活用する事で、さらに感動すること間違いなしです。