自然の色彩が織りなす名画のような池

関市板取の根道神社境内にある、フランスの画家・クロード・モネの名画「睡蓮」にそっくりと話題の、通称「モネの池」。透明度の高い湧水に咲く睡蓮がとても美しく、池の中を優雅に錦鯉が泳ぐ姿は連日、多くの人で賑わっています。農業用ため池で観光用の池でもない無名の池が、SNSで話題になったことで一躍有名になりました。モネの池にある水草は、睡蓮、コウホネ。コウホネが冬に咲くと水温が一定で枯れにくいため、黄色→オレンジ→赤色と色が変化していきます。

インスタ映えが凄い!

カメラのフレーム越しに見る景色は、絵画以上の美しさ!インスタ等SNSに多く取り上げていただいています。モネの池は、1年中景観を楽しむことができます。5月末頃から10月は睡蓮の華が咲き始め、春から秋にかけては池に入ってくる湧き水の量が増えるので透明度が増します。紅葉が色づく11月や、雪の中で見る白銀のモネの池も最高です。雨が降った後、2,3日は池の水が濁ります。フラワーパーク板取の「モネの池」情報を参考に。睡蓮は午前9時から蕾が開き始め、11時ごろに一番大きく開きます。気温が低いと睡蓮が勘違いして遅く開き始めることもありますが、11時ごろに全部開いてしまうことも。因みに、モネの池は凍りません。その理由は、湧き水が14℃で出ているため。水が凍らないおかげで睡蓮も冬眠休眠せず、気温が氷点下になっても、湯気があがる不凍池に睡蓮が咲く幻想的な風景を見ることができます。

歴史

モネの池は根道神社参道脇にある貯水池。高賀山の伏流水を利用して1980年頃に灌漑用に整備された人口の池です。1999年頃、池の近くで花苗の生産販売するフラワーパーク板取の経営者が睡蓮を植えたり、地元住民がコイを入れた等の経緯があります。その後、2015年頃、SNSの発達もあり情報が一気に拡散し観光客が激増する要因となりました。もともと観光目的で作られた池ではなく、偶然が重なって現在の池となったのです。

名称
名もなき池
場所
関市板取448
駐車場
有り(160台)
お問い合わせ
0581-57-2111(関市板取事務所)
webサイト
https://www.sekikanko.jp/modules/content/index.php?lid=49

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