「ふどうの森」にある美濃三不動の一つ
関市と各務原にまたがるふどうの森の中にある迫間不動尊は、美濃三不動の1つとして、平安時代から信仰の場であったといわれており、約1,100年の伝統を誇っています。老若男女を問わず訪れる人も多く、特に無病息災を祈願する春の火渡り神事(3月の第4日曜日)や秋の護摩供養(9月の第4日曜日)は有名で、大勢の参拝客で賑わいます。
涼けさも感じる神秘的で不思議な雰囲気
本尊の不動明王は自然の岩窟に安置されております。洞窟内には無数に煌めくろうそくがあり、幻想的な雰囲気になっています。不動明王が祀ってある奥の院のすぐ横には、修行にも使われる滝が木々の合間から流れ落ちています。その滝の落差は約7mもあり、とても涼けさを感じさせてくれます。
自然探求や健脚の場として賑わうふどうの森
迫間不動尊があるふどうの森は、昭和54年度より3ケ年間かけて生活環境保全林として整備したもので、126ヘクタールの林内に花木等の植栽、渓流の整備と探索路や休憩所を設置し、自然探求や健脚の場として多くの利用者で賑わっています。また、ふどうの森の頂上にある不動の展望台からは濃尾平野が一望でき、岐阜城、犬山城、小牧城、そして天気のよい日には名古屋城も眺めることができます。