夏の岐阜観光なら絶対「小瀬鵜飼」!関市が誇る美しさを写真とともに
「岐阜の夏」として、忘れてはならないのが鵜飼。闇夜のもと、かがり火で照らされた水面はたいへん美しく、鵜匠さんが鵜を上手にあやつりながら川魚を捕らえる姿は圧巻です!
なかでも自然を大切にしながら、昔ながらのやり方をできるかぎり守ってきた関市の「小瀬鵜飼」は格別。厳かで歴史の重みを感じられます。今回はそのレポートを、地元ライターの可児純奈が綴りたいと思います♪
目次
「小瀬鵜飼」ってどんなところがスゴいの?
毎年、5月11日から10月15日までの約5か月間つづく「小瀬鵜飼」。その歴史は約1300年以上とたいへん長く、世襲によって受け継がれた技術と鵜匠たちの熱い想いに守られながら現在に至ります。
鵜飼を楽しめる場所は、岐阜県内では関市と岐阜市の2つがありますが、関市小瀬地区の「小瀬鵜飼」は情緒があって幻想的。華やかで観光向けの岐阜市のよさとはまた違った趣深さを味わえます。
近くに明るい建物を一切建てておらず、かがり火を頼りに行われる「小瀬鵜飼」。船も船頭さんたちによる手漕ぎで、モーター音はありません。静寂のなか、鵜匠さんが「ホウホウ」と鵜を励ます声、船頭さんが船を漕ぐ音、鵜が潜る水音など“作られていない”自然の音が響き渡り、一生懸命に潜る鵜と、それを操る鵜匠さんの見事なさばきをより臨場感あふれるものに引き立ててくれます。
スタートは、開始30分前!〜受付編〜
- 長良川にかかる赤い橋「鮎之瀬橋」のすぐちかくにあります

- 関遊船事務所で受付をしてからスタート

- 建物の2階に乗船受付場所があります

- 叶鵜ぬいぐるみ、私が乗船した際もみなさんに人気でした

- 受付が終わったら、いざ船乗り場へ!

「小瀬鵜飼」は、開始30分前までに受付をします。開始時刻は時期によって違いますが、集合するのは夕暮れどき。鵜飼待合所の2階で受付をすませたら、待合所やその周辺で開始のときを静かに待ちます。
夕陽で川が染まるころ、いざ出発〜乗船編〜
- 今回乗ったのは「うかいび丸」♪子どもはライフジャケットを着るので安心です

- 沈みゆく夕陽。川に反射してより美しく感じられます

- 乗合で参加しましたが、みなさまさまざまな地域から訪れていました

- 事前注文(3日前)した鵜飼弁当A。鮎の塩焼きもついていました

- 子ども向け仕様にお願いした鵜飼弁当B。年齢・性別にあわせて用意してくださり感謝

受付をすませた方たちが少しずつ船に乗ってきます。約1時間~1時間半ほどの乗船になるので、事前にトイレは済ませておきましょう。
今回は乗合船にしたので、みなさんが集まった予定時刻の少し前に出航。船のなかには、注文していた鵜飼弁当が用意されていました(要予約・3日前まで)。持ち込みも可能なので、おつまみなどを用意している方もいらっしゃいましたよ。
船頭さんのわかりやすい説明とともに…〜遊覧編〜
- 棹と櫂のみでの操船による、昔ながらの遊覧

- 提灯も、ライトでなくろうそくの灯りです

- 長良川の水も、小瀬地区の美しさはピカイチ

- 購入した叶鵜くんとぱしゃり♪鵜飼の人気者です

- 待機場で日が暮れるのを待ちます

ついに動きだした観覧船。船頭さんや乗り合わせたみなさんと会話を交わし、長良川の景色を楽しみつつ日が沈むのを待ちます。
鵜飼開始まで食事や会話、写真撮影などを楽しんでいると、時間は本当にあっという間。鵜飼が始まる前には鵜匠さんのわかりやすい解説も聞けるので、とても贅沢な待ち時間になります。
闇夜の鵜飼、ついにスタート〜幽玄の世界編〜
- 暗くなり、いよいよ鵜飼が始まりました!

- 暗闇に浮かぶ鵜舟はとても幻想的です

- たくさんの手縄を引き寄せながら作業する鵜匠さん

- 顔を出しては潜り、頑張る鵜たち

- 激しく舞い散る火の粉のなか手繰る姿は圧巻

- 魚を吐かせる瞬間には拍手が

- 鵜と鵜匠さんの信頼関係も、見どころのひとつ

そして日が暮れた8時頃、ついに鵜飼がスタート。鵜舟とならんで川を下りながら、その様子を見守ります。
鵜匠さんが鵜を鼓舞する声、潜る鵜の水音、船頭さんが力強く漕ぐ音。暗闇に灯る美しいかがり火、鵜匠さんの見事な手縄さばき、川の涼しげな香り、そして手に汗握る臨場感。まさに五感のすべてが満たされる時間でした。妖艶であり優美なこの世界は、ここでしか味わえません。
楽しいひとときが終わり、下船!〜終わったあとにも…編〜
- 無事終了!終わってほしくない楽しいひとときでした

- 夕方とはまた違った鮎之瀬橋と船も素敵です

- 降りてから、ジュウノジ鵜匠の鳥屋へ

- 羽についた水を乾かそうとする鵜たち、可愛いです

- リラックスムードを見れるのも、この時間のよさ

- よく見ると、2匹ずつペアで仲良くしています

- 最後は2匹ずつ自分たちのお部屋へ

まるで夢の世界にいるかのようだった観覧船から下船し、鵜飼は終了。……ですが、お楽しみはこれだけではありません。
駐車場までの道のりにある鵜匠さんの鳥屋(とや)では、タイミングが合えば、鵜への餌やりの様子を見学できることがあります。
鵜匠の出番や鵜の体調などによって実施されない場合もあるため、見られたらとても貴重なひとときです。
鵜匠さんと鵜の強い信頼関係が垣間見えたり、いつも同じ場所で過ごしている鵜同士が仲良く行動している姿が見られたりと、先ほどまでの緊張感漂う雰囲気とはまた違った温かい空間を楽しむことができます。
最後の最後まで存分に満喫できる「小瀬鵜飼」、大満足間違いなしです♪
施設情報
◾️「小瀬鵜飼」
住所:岐阜県関市小瀬76-3
電話:0575-22-2506
定休日:期間中無休(天候により中止あり、5/11〜10/15)
料金:乗合料金 大人 4,400円 中学生以下 3,100円
(3歳未満は無料。ただし、乗船人数には含めます。)
貸切料金 座敷式(20人乗り) 70,000円・腰掛け式(18人乗り) 70,000円・腰掛け式(14人乗り) 54,000円・座敷式(9人乗り) 36,000円
※最新の情報は小瀬鵜飼公式サイトを確認ください。
アクセス:【車】東海環状自動車道 関広見ICから約5分
東海北陸自動車道 関ICから県道経由で約15分
【公共交通機関】JR岐阜駅から関シティターミナルまで岐阜バスで約55分
関シティターミナルから小瀬鵜飼までタクシーで約10分
駐車場:有り

- 画像:小瀬鵜飼ホームページより
まとめ
岐阜県に住んでいながらも、今回初めて訪れた鵜飼。写真や動画では経験できない臨場感や、守られてきた歴史の重みに気が引き締まる感覚は、まさにここ「小瀬鵜飼」でしか味わえない唯一無二のものでした。
かがり火が鮮やかに映る漆黒の闇、鵜匠の熟練された見事な手縄さばき、透き通った美しい長良川、無駄な機械音など一切ない静寂。どれをとっても一級品で、大人から子どもまで満足できるので、まだ行ったことのない方はぜひ楽しんで。行ったことのある方は魅力の再確認に、ぜひともみなさん足を運んでみてください♪
- 岐阜県在住の二児ママライター。さままなWeb媒体で、岐阜県担当として地域の魅力を発信しています。 関市で見つけた"トキメキ"を、たくさんの人にお届けできたらと思っています♡


