関市の「食」を堪能しよう!モーニングからランチ、ディナーまで 名物グルメ総まとめ

岐阜県関市といえば「刃物のまち」として有名ですが、実は食の宝庫でもあります。
この記事では、名物のうなぎや長良川の清流に育まれた鮎、地元で愛される関牛乳やモーニング文化、さらにはユニークなラーメンや特産品・銘菓まで、関市を訪れたら絶対に味わいたい名物グルメを一挙にご紹介します。

関市の「食」を堪能しよう!モーニングからランチ、ディナーまで 名物グルメ総まとめ

刀鍛冶も愛した伝統の味「関のうなぎ」

関市を語る上で欠かせないのが「刃物文化」ですが、その歴史と深く結びついているのが「うなぎ」です。古くから、この地の刀鍛冶たちは、体力を必要とする作業に臨むため、栄養価の高いうなぎを重宝してきたと言われています。


市内にはたくさんのうなぎ店が軒を連ね、それぞれが独自のこだわりで腕を競い合っています。パリッとした皮と、ふっくらとろける身。秘伝のタレをまとった香ばしい蒲焼きは、訪れる人々を魅了し、遠方から何度も足を運ぶリピーターもいるほどです。


一口食べれば、刀鍛冶たちが愛した力強い味が、きっとあなたの旅のエネルギーになることでしょう。

清流の恵み「鮎料理」を堪能

関市を流れる清流・長良川と板取川は、古くから鮎の生育に最適な環境を育んできました。この豊かな自然の恵みは、伝統漁法「鵜飼」や「ヤナ漁」、そして鮎釣りという文化を生み出しました。なかでも「長良川の鵜飼漁の技術」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。


関市で味える鮎料理の最大の魅力は実に多彩。定番の塩焼きはもちろん、新鮮だからこそ味わえる「刺身(関あゆてっさ)」、田楽味噌を塗って焼く「魚田」、煮付け、唐揚げ、フライ、鮎ごはん、鮎雑炊など、様々な調理法で鮎を堪能できます。


さらに、若鮎、成魚、子持ち鮎と、時期によって異なる味わいを楽しめるのも魅力。春から夏にかけては、初々しい香りと繊細な味わいの若鮎。成長した夏の成魚は、身に脂がのって食べ応えが増します。そして秋には、卵を抱えた希少な子持ち鮎を食べるチャンスも。清流の恵みを存分にお楽しみください。

五感で鮎を楽しむ 〜小瀬鵜飼〜

1000年を超える歴史を持つ小瀬鵜飼は、国の重要無形民俗文化財にも登録された関市の伝統芸能。

お食事処で鮎料理のフルコースを堪能した後に鵜飼を楽しむプランや、船上で鵜飼の様子を間近で見ながら鮎料理のお弁当が食べられるプランもあり、五感で鮎を楽しむことができます。

ファミリーにおすすめ! 〜ヤナで鮎のつかみ取り〜

「ヤナ」とは、川に人工的に小さな滝を作り、そこに巨大な竹の仕掛けを組んで鮎を捕える伝統漁法です。関市の「板取川洞戸観光ヤナ」は、毎年4月下旬から11月中旬までオープンしており、8月上旬から10月下旬までは実際にヤナ場と呼ばれる仕掛けの上に上がることができます。自ヤナ場では水難事故の心配もなく、お子さまも安全に鮎のつかみ取りに挑戦でき、自分で捕まえた鮎をその場で味わうこともできます。自然と触れ合い、命のありがたみを感じる貴重な体験は、食育にもぴったりです。

ファミリーにおすすめ! 〜ヤナで鮎のつかみ取り〜

独特の香りと食感「原木しいたけ」

武儀地域では、肉厚で香り高い原木しいたけの栽培が盛んです。道の駅平成には「しいたけ園」が併設されており、摘み取り体験が楽しめます。(要予約、有料)


道の駅では、採れたての新鮮なしいたけの直売はもちろん、しいたけカツ丼、しいたけコロッケ、しいたけライスバーガーなど、しいたけの美味しさを存分に活かしたユニークなグルメが楽しめます。お土産には、乾燥しいたけや加工品も人気。中でも「平成椎茸すなっく」は、しょうゆ味、わさび味、とうがらし味、しお味、カレー味の全5種類の味があり、サクサクとした食感がやみつきになります。ビールのおつまみや、お子さまのおやつにも最適です。

インパクト大なご当地グルメ!「黒からあげ」

関市の特産品である「しいたけ」と、ひじきを衣に練り込んだ「黒からあげ」は、関市の新しいご当地グルメ。見た目のインパクトとは裏腹に、しいたけのうま味がぎゅっと凝縮された、ジューシーで奥深い味わいが特徴です。しいたけとパプリカを使った「赤からあげ」もあり、食べ比べも楽しめます。

インパクト大なご当地グルメ!「黒からあげ」

地域に根付く愛されグルメ「関牛乳」

70年以上もの間、地元の人々に愛されてきた「関牛乳」は、市内のスーパーや銭湯で広く取り扱われています。生産効率よりも品質を重視し、地元産の牛乳を30分かけてじっくりと低温殺菌することにこだわっています。そのまろやかで優しい味わいは、子どもからお年寄りまで誰もがほっとできる美味しさです。

定番の牛乳をはじめ、コーヒー牛乳「関珈琲」やカフェオレ風の「関オ・レ」、フルーツ牛乳、ヨーグルト風味の「ビタヨーグル」など、バラエティ豊かに揃っています。飲み比べて楽しむのもおすすめです。

関牛乳を使ったドリンク・スイーツのお店

関牛乳のホームページでは、関牛乳を使った様々なグルメのお店を紹介しています。
ぜひチェックして、お気に入りの一品を探してみてください。

関が誇る裏メニュー!? 「牛乳ラーメン」

関牛乳を使ったグルメは、スイーツだけではありません。なんと、関市には「牛乳ラーメン」という、驚きのご当地グルメが存在します。関牛乳を使うことで、まろやかさとコク深さがあるスープに。「味噌牛乳ラーメン」や「カルボナーラ麺」など、お店ごとに異なるバリエーションを楽しむことができます。

独自の食文化「モーニング」とほっこりカフェ

モーニング文化が深く根付く岐阜県。ここ関市にも、ドリンクを注文するだけでトーストやサラダ、卵などが付いてくる豪華なモーニングサービスを提供するお店がたくさんあります。中には一日中モーニングを提供しているお店もあるほど。お得なモーニングから旅を始めてみてはいかがでしょうか。


また、関市にはゆったりとした時間が流れる素敵なカフェもたくさん。こだわりのコーヒーやスイーツを味わいながら、旅の疲れを癒したり、次の目的地を計画したりするのにぴったりです。

関市の名産フルーツ

関市は、地域ごとに様々なフルーツ栽培も盛んです。


キウイフルーツ: 洞戸地区で栽培されており、甘みと酸味のバランスが絶妙です。

パッションフルーツ: 武儀地域で栽培されており、甘酸っぱくエキゾチックな香りが特徴です。

ブルーベリー: 板取地域で栽培されており、粒が大きく甘みが強いです。

ゆず: 上之保地域で栽培されており、無農薬栽培が自慢。様々な商品が販売されています。


市内の道の駅などで購入することができるので、ぜひ探してみてください。

お土産にも! 関の銘菓

関市には、歴史や文化にちなんだ銘菓がたくさんあり、お土産におすすめです。老舗の「和菓子処 関市虎屋」では、鵜飼にちなんだ「小瀬の若鮎」など、関の文化を感じられる和菓子が人気です。また、孫六煎餅本舗の「孫六煎餅」は、古くから地域で愛されるカステラ風味の手焼きおせんべい。鮎の形をした「まごろく鮎」も可愛らしく、お土産にぴったりです。

マツコ・デラックスも絶賛した「日本刀アイス」

テレビ番組でマツコ・デラックスさんも絶賛した「日本刀アイス」は、日本刀の形をした冷凍和菓子で、地元の特産品を使ったフレーバーが特徴です。まさに「刃物のまち」関市ならではのスイーツですので、訪れた際はぜひ味わってみてください。

マツコ・デラックスも絶賛した「日本刀アイス」

料理の味は包丁で決まる?お土産に関の包丁を!

美味しい料理を堪能したら、その味を自宅でも再現したくなりませんか?切れ味の良い包丁は、食材の細胞を潰さずに切れるため、素材本来の味が引き立ちます。関市の刃物は、その優れた切れ味と品質で世界的に知られています。

一生ものの包丁を手に入れるもよし、料理バサミや皮むき器など、高品質なキッチン用品をお土産にするのもおすすめです。関市の旅で味わった感動を、ぜひご自宅でもお楽しみください。

まとめ

関市の魅力的なグルメの数々はいかがでしたか?
刃物のまちとして有名な関市ですが、その食文化も負けないほどの魅力を秘めています。ぜひ関市の「食」を味わい尽くしてください。

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