【まるで絵画の世界】岐阜「モネの池」徹底レビュー!
絶景の見頃&写真撮影のコツ、アクセスから周辺観光スポット紹介まで
岐阜県関市にある名もなき池(通称:モネの池)」は、まるで絵画のような世界が広がる絶景スポット。この記事では、そんな「モネの池」の魅力を徹底的にレビュー。
見頃の時期やおすすめの時間帯、美しい写真を撮るためのコツ、さらには周辺の観光情報まで、初めて訪れる方だけでなく、リピーターの方にも満喫できる情報をたっぷりとご紹介します。
目次

モネの池ってどんなところ?
名古屋から車で約70分。豊かな自然に囲まれた関市・板取地区にモネの池はあります。
もともとは農業用のため池でしたが、1999年頃、池の近くで花苗の生産販売を営むフラワーパーク板取の経営者が睡蓮を植え、地元の人々が鯉を放流したことで、現在のような美しい景観が生まれました。
そして2015年頃、SNSの投稿をきっかけに一気に拡散。印象派の巨匠、クロード・モネの傑作「睡蓮」のような池として、瞬く間に大きな話題になりました。名もなき池は、地域の人々の想いと偶然の巡り合わせによって「モネの池」へと姿を変えたのです。
アクセス方法は? 駐車場やトイレはある?
【車でのアクセス】
東海北陸自動車道「美濃IC」が最寄りで、名古屋からは約70分の道のりです。ICを降りて一般道を30分ほど進むと、「モネの池」の看板と駐車場が見えてきます。岐阜市中心部からは国道256号経由で約1時間。カーナビでは「モネの池」を検索しても出てこないケースがあるので、隣接している「フラワーパーク板取」で設定すると確実です。
【駐車場】
モネの池には第1、第3、第4、障がい者専用駐車場の計4か所あります(第2駐車場は大型バス専用)。
第1駐車場が最も池に近く駐車台数も多いですが、混雑時には満車になることも。満車の場合はほかの駐車場を利用しましょう。場所はそれぞれ少し離れているので、以下のマップを参考にすると便利です。なお、料金は全て無料ですが、繁忙期などには維持管理のため協力金がお願いされる場合があります。
第1駐車場:約50台
第2駐車場:大型バス専用
第3駐車場:約30台
第4駐車場:約25台
障がい者専用駐車場:約15台
- 第1駐車場
- 第2駐車場
- 第3駐車場
- 第4駐車場
- 障がい者専用駐車場
Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
【公共交通機関でのアクセス】
最寄りは、池まで徒歩約2分の「モネの池前」バス停です。JRまたは名鉄岐阜駅から岐阜バス、関駅から関シティバスが出ていますが、いずれも「ほらどキウイプラザ」で板取地域内バスへ乗り換える必要があります。いずれも本数が限られていますので、事前にしっかりと時間を確認しておきましょう。
どちらのバスもGoogleマップに対応していますので、出発地からのルートを簡単に検索できます。
JRまたは名鉄岐阜駅から:
岐阜バス「岐阜板取線」で約70分、「ほらどキウイプラザ」下車
「板取ふれあいバス(板取地域内バス)」に乗り換え、約20分
関駅から:
駅前の「関シティターミナル」から関シティバス「関板取線」で約60分、「ほらどキウイプラザ」下車
「板取ふれあいバス(板取地域内バス)」に乗り換え、約20分
トイレ情報
第1駐車場横には、清潔に保たれた公衆トイレがあります。
ベビーシート付きの多目的トイレも併設されているので、小さなお子様連れの方やご年配の方も安心して利用することができます。

季節ごとの楽しみ方
モネの池は、どの季節に訪れても楽しめるスポットです。
春∼秋:
5月∼10月にかけては、池に流れ込む湧水の量が多く、特に透明度が高くなります。
睡蓮の花が咲くのも5月下旬から10月下旬頃で、特に6月上旬~7月下旬が最盛期です。8月は少なめですが、9月以降も少し咲き続けます。まるで絵画のような「あの」絶景を見たいならこの時期がおすすめ。
また、橋付近のモミジは冷たい湧水の影響で、7月頃から色づき始めます。
紅葉シーズン:
池の周りの木々が色づく紅葉の時期は、青の水面と赤く染まったモミジのコントラストが鮮やか。紅葉の最盛期は例年11月頃で、青く澄んだ水面に赤いモミジが映える光景は必見です。水面に落ちたモミジの葉も美しく、西洋絵画と日本の秋が織りなす絶景を楽しめます。
冬:
関市は岐阜県の中でもさほど雪の多い地域ではありませんが、年に数回は雪が積もることも。
雪化粧をまとったモネの池は、冬ならではの特別な光景です。
モネの池は凍らない?
モネの池の底から湧き出す水は、年間を通じて約14℃。そのため冬でも凍ることはありません。
外気温が水温より低くなると、水面からは湯気が立ちのぼり、より一層幻想的な風景に。冬ならではの光景を見にぜひ訪れてみてください。
おすすめの時間帯
モネの池が最も美しいおすすめの時間帯は「午前中∼正午」。特に朝の光に輝く睡蓮と錦鯉の美しさは圧巻で、人が少なく混雑しにくいのも嬉しいポイント。光が真上から差し込む昼前の時間帯は、水面の色合いが鮮やかになりますが、水が青白く見えるのは、直射日光が入っていない時間帯です。
また、通常の睡蓮は朝に咲きますが、モネの池は年間を通して水温が約14℃と低く保たれており、「昼から夕方」に花が開くのが特徴です。しかし、自然が相手のモネの池。当日の気温や天候によっては、開花が遅れたり、逆に早く満開になってしまうこともあります。訪れたその日の睡蓮の様子も、一期一会の出会いとして楽しんでみてください。
時間帯によって違う水面の色
早朝(5~6時頃)は青白っぽく見えます。日中(10時半頃~)は周囲の山の緑が映って緑色に見え、鯉の影もよりはっきり見えます。概ね16時頃までがきれいに楽しめる時間帯です。
モネの池の楽しみ方 見学にかかる時間は?
池だけをさっと見るのであれば、見学にかかる時間は15分ほど。
でも、せっかくモネの池を訪れたなら、周囲のスポットも含めたおすすめコース(60∼90分ほど)を楽しみましょう。
まずはモネの池の横にある鳥居をくぐり、階段を上った先にある根道神社でお参り。境内は大きな木々に囲まれ、静寂で厳かな雰囲気が漂います。
モネの池の絶景を楽しんだ後は、隣接する「フラワーパーク板取」へ。ハウスには様々な花や植物の鉢植えが並んでおり、その場で購入が可能。モネの池グッズも販売されています。そして、忘れてはいけないのがモネの池名物「笹舟巻」。あんこ入りのお餅を舟のように笹の葉に巻いたもので、時期によってはよもぎ味や黒糖味なども楽しめます。モネの池見学後のひと休みや、お土産にもぴったりです。
現地の様子はこちらをチェック
モネの池にはライブカメラはありませんが、フラワーパーク板取では1日1枚池の写真を撮影し、HPで紹介しています。
過去の写真も遡ってチェックできるので、訪れる際の参考にしましょう。
スマホでも撮れる!映える写真のコツ
池の周りを遊歩道が一周しているモネの池は、どうしても写真に人が写り込んでしまいやすいので、撮影を存分に楽しむには人の少ない朝早い時間がおすすめです。王道の構図は橋が真ん中になる正面から。水面の青に、錦鯉の赤がコントラストになるように、撮影のタイミングを調整すると映える写真になります。
また、根道神社の参道からは、木々の間越しに、高いところから見下ろすような構図の写真を撮影できます。
ほかにもある!周辺の絶景スポット
モネの池周辺には、絶景スポットがほかにもたくさんあります。巨大な木々の中を散策できる「株杉の森」や、断崖絶壁からの渓谷美と美しいブルーの川面を楽しめる川浦渓谷、岐阜県名水50選にも選ばれた透明度を誇る高賀渓谷など、どれも自然の中でリフレッシュできるスポットばかりです。
板取川の美しい水が育むグルメ
モネの池がある板取の清流「板取川」は、良質な水質と高い透明度を誇り、鮎やイワナ、アマゴなどの川魚が多く生息しています。美しい清流が育んだ川魚グルメも、ぜひ堪能してください。
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高賀神水庵で名水を汲んで帰ろう
「モネの池」の湧水と同じ水源の名水「高賀の森水」。その水を汲むことができるのが「高賀神水庵」です。初穂料は100円で40ℓまで汲むことができます。日本全国から年間25万人以上の人が訪れるほどの人気スポットで、美味しい水を汲んでいきましょう。

関市にはほかにも見どころがたくさん!
関市にはモネの池のほかにも魅力的なスポットがたくさん!「はじめての関市」特集では、関市の魅力やおすすめスポットを一挙に紹介しています。モネの池と合わせて、ぜひ訪れてみてください。
足を伸ばして、美濃・郡上方面へ
モネの池は美濃市・郡上市方面へもアクセス良好!車で30分ほどの距離に見どころがたくさんあります。
周辺スポットも合わせてドライブを楽しめます。
紹介したスポット一覧
- 名もなき池(通称:モネの池)
- 株杉の森
- 川浦渓谷
- 高賀渓谷
- 板取川洞戸観光ヤナ
- 道の駅 ラステンほらど
- 鮎料理処 鮎川
- 鮎料理専門店 鮎や
- 天然鮎料理 おもだか
- 鮎の里 ほらど
- 高賀神水庵
- 日龍峯寺(高澤観音)
- 道の駅 平成
- 郡上八幡の古い町並み
- うだつの上がる町並み
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